トイレットペーパーやティッシュって昔からパニックになる出来事がある度に買い占め騒動が起きてて、一体いつになったら品薄が解消されるの?って時がたまにありますよね。今は新型コロナウイルスの影響で買い占めが起きるかもしれないと誰かが発信したら、TwitterなどのSNS瞬く間にシェアされて当のウイルスと同時にその情報がパンデミック(この場合はインフォデミック)していくという問題が起こります。
昔はテレビの影響が強かったのかもしれませんが、今の時代は個人で情報発信ができるので気軽にそういうデマかどうかもわからない事をシェアできてしまうので困りものです。テレビもそういう動向を追いかけて「Twitterではこのような情報が〜」と連日のように報道されていますよね。今のテレビは昔存在しなかったSNSをかなり頼っているなぁなんて思いながら時々観ています。
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トイレットペーパーやティッシュが品薄になる時とは
大きな災害や経済に影響を与えかねない出来事が起きた時は、どこの国でも買い占めが起きてトイレットペーパーやティッシュが品薄になる可能性は高い。影響力があるメディアなどで発信された情報は多くの人に伝わってしまうし、それを利用して一儲けしてやろうと転売屋などが根こそぎ買い占めてしまったりすることが原因。実は十分な今日な供給があるのに、ニュースで政治家が「(よくわからん根拠で)紙や食糧を節約しましょう」的な事を発信すると、それに感化されすぎた人が「もしかしたら品薄で手に入らなくなるかも」という妄想でスーパーに押し寄せる感じです。
そうなると報道のネタに困っているのか知らないですが、「今異常事態が起きています!」と各メディアがその様子を報道するため、更に品薄騒ぎが加速していくという悪循環に陥るんですね。いつ起きるかという予言はできませんが、トイレットペーパーやティッシュに限らず、物が品薄になる時には人類にとってネガティブなことで大きな変化が起きるかもしれないタイミングなんですね。
本当に生産量が少ないなら高価になるのもわかりますが、生産量も供給量も十分にあるのに買い占めをして5倍〜10倍の値段で売って自分だけ儲けようなんて考えている奴らはどういう神経をしているのか理解に苦しむ。だが、大体どのタイミングでもそういう人は一定数いるもんです。適正価格で売ろうにも、本当に仕入れが高くて値上げしないといけないのなら分かるのですが。
過去にもトイレットペーパーやティッシュ、生活必需品が品薄になっている
今回のコロナウイルスだけ過剰にトイレットペーパーやティッシュが品薄になったのかというとそうではないです。1970年代の第四次中東戦争の影響で中東の原油価格が7割も引き上げられてしまったことが発端でトイレットペーパーの買い占めが起きています。紙がなくなるという噂は某政治家が「(根拠はよくわからんけど)紙を節約しましょう」って呼びかけたことにあるようですが、紙がなくなるかもしれない騒ぎに乗っかる形でスーパーの広告で紙がなくなるって書いたら2時間で500個のトイレットペーパーが完売してしまうなんてこともありました。
人がトイレットペーパーのために押しよして店舗から出られなくなるなんて聞いたことがないのですが、当時は店で迷子になったり何てことも普通にあるくらい人がたくさん押し寄せたようです。石油危機などで検索すると当時の映像が出てくるかも。
記憶は曖昧なのですが、そんなことがあったんですよって何かの漫画本で子供の頃に読んだことがあるんですけど、実際に買い占めが起きてトイレットペーパーがゴッソリ無くなっている光景は呆れるを通り越して笑いがこみ上げてきました。(買い物ついでに見に行った時の話)
これはオイルショックの時の話ですが、東日本大震災の時にもトイレットペーパー(その他生活に必要な物も)買い占めで品薄騒ぎが起きています。2011年の話で、首都圏を中心に買い占めが起きていてパニックになることがあるとやはり買い占め騒動がセットになって起きる傾向にあります。もっと遡ると大正に起きた米騒動でも買い占めが起きて、江戸時代にも米の買い占めが起きていたり、いろんな時代で買い占め騒動が起きています。簡単に触れていますが、買い占めによる品薄は昔から起きていて事あるごとに繰り返されていることがわかります。
ジャパニーズウィスキーも山崎や白州が品薄でアマゾンなどで最低2倍くらいの価格で転売されていますよね。(生活必需品ではなく嗜好品だけど)なくなる可能性があればどこかしらで買い占めは起きます。それが贅沢品であれ日常生活で必要な物であれ。買い占めましょうと言うつもりはないですが、無くなってから焦っても遅いですし、代替品を考えるか落ち着いて供給されるタイミングを待つかしかないです。そのためには普段からある程度の備蓄が必要になってくると言いたいだけ。品薄で手に入らなくなるか売り惜しみされる状態になってから焦らないようにね。
嗜好品は本当に生産されなくなることがありますが、生活必需品が全く生産されなくなるor生産が一気に減るなんてことは戦でも起きない限り基本的にないです。
不安を煽られると買い占めに走る真理
何とか不安を拭いたいという真理から、既に余分に持っているのに買い占めに走っている人が多い。デマだと分かっているけど買い占めに走る人はそんなこと関係ないんですね。買い占めした人に聞くと9割がデマと知っていたなんて答えているくらいで、不安を解消するためなら別にデマだろうが買うことで安心も手に入れているって感じですかね。日本だけかと思っていたら海外でも買い占めが起きているし、やっぱり人間の真理はどこでも共通している事項なんだと思いつつネットニュースを見ています。
普段から買い溜めをするタイプの人はこういうとき買い占めに走ったりはせず、大変やなぁと見てるだけだったりして(笑)焦って買い占めをする人は不安心を煽られやすいし、人が買っているのを見たら自分も買わなければなくなるかもしれないと思い込んで、他の買い占めをしている人と同じ行動に移っていくわけです。いくら報道で「供給は追いついてます、焦らないで」と発信したとしても、本当にどう見ても余ってるくらいのトイレットペーパーが売り場に登場しない限りは信用しないと思います。
分かっていても不安だから…という真理が一番厄介なんですね。
煽られるだけ煽られてすぐ忘れる
既にお分かりだと思いますが、品薄は徐々に解消されます。難なく買えるようになってからは自分が焦って買い占めをしていたことなんてスッカリ忘れて何事もなかったように過ごすのがこういうタイプの人間です。そしてまた同じようなことが起きたら不安になって買い占めに走るもんです。ないないと騒いでいた期間のことはすぐ忘れます(笑)それだけ考えて過ごしていないのかなと毒っぽい発言をしますが、本当にそんな感じなので本能というより真理に振り回されて本質を見ない生き方をしているのかなと。
いざとなったら人間は無い物に頼らず工夫でどうにかするはずだし、私も本当に手に入らなくなったら家に放置してあるコピー用紙でも何で使うと思いますし、そもそも紙でないといけないのか?と考えて別のもので乗り切る案を出すかもしれません。そうやって生き延びるのが生き物だと考えているから。
学んでこそ人間ですよね。
何でもない時も備蓄はしよう
品薄になる前に備蓄しておきましょうっていうのは簡単かもしれませんが、本当にその通りだと思いました。大きなスーパーの衛生用品コーナーがガラガラになるまで買い占められているんですから、これは普段から余裕を持って買い足しするしかないなと感じましたし、災害などはいつ起きるかわかりませんからね。今から地震起きますから、気をつけてください!って地球の管理人が教えてくれるならいいんですが、そんな都合のいいことはないです。
水も食糧なんかも、供給量があるのに需要のある場所に届けられなくなったらと考えると必要最低限の蓄えはしておいて損はないということ。賞味期限が近くなったら食べることによって消費したらいいですし、スマホのカレンダーのスケジュールに賞味期限が近くなると通知が入るようにしておくなどの工夫をしたら捨てずに済むんじゃね?なんて思っています。たまに忘れることもありますけど、ちょっとしたことを気にかける暮らし方も大切。
いつでも手に入るから無くなってからでいいや→あれ?買えない!みたいにならないように気をつけよう。
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