iPhoneのHEIF(写真)HEVC(動画)って動画や画像を編集する人にとって変換の必要があるので全くありがたい存在ではないですよね?AirDropでMacにiPhoneで撮影した動画を転送したら変換中という表示が出て遅いし、待っているだけでイラッとすることも。
そんなHEIF/HEVCの形式を従来通りのJPEG/h.264に戻す方法をシェアします。
HEIF/HEVCはiPhone7以降のユーザーが対象となっていて、私は2019年後半までiPhone6sだったので全くHEIF/HEVCについて無関係の人。 iPhone11 ProになってからはHEIF/HEVCって何!?AirDropで変換??みたいな感じで浦島太郎状態というわけでした(時代から取り残されている…)
撮影して帰ってきて動画編集にたどり着くまでが遅くなっていたので、私のように動画を編集する趣味をもつあなたは元の設定に戻すことをお勧めしています。
Contents
高効率のHEIF/HEVCを互換性優先に戻す方法
方法自体は設定からカメラを選択してフォーマットに。
続いて高効率にチェックが入っているところを互換性優先に変更して終わりです。
たったこれだけであの忌々しいHEIF/HEVCの変換から開放されるようになります。
AirDropでHEIF/HEVCからJPEG/h.264に再エンコードされる問題
おそらくですが、高効率から互換性優先に切り替えるだけでAirDropで変換される問題は解決します。
ここからの話は、HEIF/HEVCにMacが対応しているはずなのにiPhoneでHEIF/HEVCのままAirDrop転送したら何故か変換され始めることについて色々掃き溜めたことです。関係ない方は飛ばしてくだされ。
さて、話は最初に戻ります。私はHEIF/HEVCについて完全に浦島太郎状態だったと最初にも言ったのですが、iPhoneからiMacにAirDropをするたびに何故だかJPEG/h.264に変換されるようになっていて頭が混乱する事象が起こっていたんです。
転送の設定も自動にしているはずだし、macOSもCatalinaだからHEIF/HEVC対応していないはずはないと思っていたんですが、毎回変換されて転送されていたんです。でもMacBook Proには変換無しで飛んでいくっていうよくわからない現象。あまりシステムには詳しくないのでこの辺りはぼかして放置しておきます。
おそらくメインのiMac自体の様子がおかしいと考えて、この自動から元のフォーマットのままに切替えておきました。
高効率を互換性優先に切り替えたことと、元フォーマットのままで転送するように設定したことで変換という動作自体が起きなったので時間的にも効率化されたと思います。(この後iMacは色々問題があったので初期化して元気になりました)
今はWindows系のソフトを使うことって滅多にないのですがHEIF/HEVCよりも従来通りのJPEG/h.264で使った方があれこれ考えないでいいと思ったので高効率設定にすること自体をやめました。元気になったiMacにiPhoneカメラを高効率にして動画を転送したらやっぱり変換中が出たので、これはもうJPEG/h.264固定の方が使い勝手もいいですね。
JPEG/H264に戻したら変換の必要がなく作業は早い
iPhoneメインで動画を撮影して編集する趣味を持つ私は、1シーンを結構長く撮影するのでAirDropでiMacに転送するときも待ち時間がかなりありました。転送自体の時間×1.5倍以上は待っていたような気がしますね。
1つの尺が長いからでしょ?って言われたらその通りですが、1カットが短くて大量にあったとしても結局は同じこと。この待ち時間がまあまあイライラするわけで、何でこんなことになるんだろ?ってiPhone11 Proに変えてから悩む時間が増えました。悩んでる間にFinal Cut Pro Xに動画素材を追加できるのにな〜なんて。
iPhoneのストレージ問題を解消するためにHEIF/HEVCは有効的なのかもしれませんが、転送して編集する場合は変換という手間が増えるし、画像が開けない問題もあったりで作業自体が止まってしまうもの。iPhoneのストレージはやはり余裕を持って選んでおいて正解だなと。
互換性優先でファイルのサイズがHEIF/HEVCに比べて2倍になったとしても保存するiPhoneのストレージが大きければ大した問題ではないと思います。不要なファイルを削除するとか要らないゲームなどのアプリを消して定期的にストレージの整理をしましょう、そうしましょう。HEIF/HEVCはとりあえず面倒臭い。
JPEG/H264に戻したらできなくなること
一方でHEIF/HEVCの設定でしかできない撮影もあります。自分的には使わないから問題は一切ないのですが、以下の2つが高効率では制限されて使えなくなってしまいます。
どうしても使いたいっていう時は高効率に切り替えたら使えるようになるので、あとはあなたが変換に耐えるだけ。
4K60fspでの動画撮影
高効率だと4Kも60fspで撮影することができます。4Kは動画の容量が大きくなるし、さらにフレームレートが60だとストレージがすごい勢いで圧迫されるから高効率じゃないと使えなくしているのでしょう。
動画を撮影して編集する時って基本的に4Kは使わない人なのでフルHDで十分何ですよね。ファイルが大きいと編集をこなすのも大変でパソコンのスペックも足りないと思うので使いません。
時々4KでYouTubeに投稿している人もいますけど、すげーなーって傍観しているだけに止まります(笑)今後iMac Proに買い替えて気が向いたら4Kもちょっとは編集で使ってみたいなと思う次第です。
1080p HD/240fpsのスローモーション撮影
スローモーション撮影は高効率だと1080p HD/240fpsで撮影することができるのですが、互換性優先だ720p HD/120fpsに止まります。スローモーションに関しては使うところが限られてきますが、個人的にこれは高効率の設定で撮影したいです。
スローモーションになると細かいものまでよく見えるし、その画質が高いほどにスローモーションを使う価値が高まると考えているからです。滝など水しぶきが繊細に撮影されたスローモーションは息を飲んで見てしまいますよね。
フレームレートは120fpsでも十分滑らかに感じますが、やはり1080pと720pでは見ていて違いを感じるので、ここぞという時は高効率の1080p HD/240fpsで撮影するといいですよ。変換の待ち時間もはちょっとだけで終わりますからね。スローモーションだけはHEIF/HEVCで我慢します!
この前実際に滝をスローで撮影してみて1080pを選択したほうが綺麗でしたから。
HEIF/HEVCの高い圧縮率と情報保存
HEIF/HEVCは高圧縮なので従来の動画やJPEGのファイルサイズを高画質のまま約4割ほど削減します。それに加えてLive PhotoやHDRのデータ、ポートレートモードの被写界深度などの情報も保存することが可能なので、優れたカメラを搭載する最近のスマートフォンには欠かせない形式なのかもしれませんね。
編集しても、変になったなと思ったらすぐに編集履歴から元に戻したりできるのは優れているポイントだと素直に思うのです。
ただ、何も考えずにスマホはスマホという使い方をする人にとってはHEIF/HEVCの変換問題は無縁なのかもしれませんが、動画を編集する人にとっては邪魔になる時も多々あるということ。使いどころを知っておく必要がありますね。
私はスローモーション撮影の時だけHEIF/HEVCに止む無く切り替えることで乗り切りることにしました。
もしあなたが動画編集などをするのであれば、高効率ではなくて互換性優先に設定を変えておくことをお勧めします。
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